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こんにちは、めしラボです。
ローズマリーはやや乾燥した環境を好む植物です。そのため水やりの頻度が高すぎると根腐れ(過湿などにより根が腐ってしまうこと)の原因になることがあります。ローズマリーを枯らしてしまう原因の多くは過湿にあります。
水やりはハーブ管理(特に鉢植え植物管理)の基本です。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- ローズマリーの水やり方法を知りたい。
- 水やりによりローズマリーを枯らしてしまったことがある。
- やや乾燥した環境を好むハーブの管理方法とは?
水やりの基本は「表土が乾いてからたっぷり与えること」です。
しかしローズマリーは多湿を嫌う植物ですので「表面が乾いてから少し待つ」ことになります。具体的には「表面から1~2cmが乾いてからたっぷり与えること」がポイントであり、タイミングが早すぎると障害を起こしやすくなります。
あまりにも乾かない場合には「鉢土の配合」「株に対する鉢のサイズ」「置き場所」などを見直さなければいけないこともあります。
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ローズマリーの水やり手順は?
水やりの頻度は株により異なります。
ローズマリーの水やりは「土の表面から1~2cmほど乾いたことを確認してからたっぷり与えること」がセオリーとなりますので、土の配合、株の大きさと鉢のサイズのバランス、株の状態、季節、置き場所などにより変化します。
適切な水やりには観察が不可欠です。
日常的によく観察する
少し掘ってチェックする
たっぷり水やりをする
定期的に葉水もする
水やりの頻度は固定できません。
「○○日に1度の頻度で水やりをする」などの情報を目にすることもありますが、鉢植え植物の適切な水やり頻度には不確定要素が多すぎます。頻度を固定してしまうと「乾燥により葉がしおれてしまう」「過湿により根が腐ってしまう」などの原因になります。
鉢植え植物を育てるには「小さな変化を見逃さない」ことがポイントになります。
メリハリが大切な理由は?
水やりにはメリハリが大切です。
湿ったまま、乾いたままでは根の発達は望めません。ローズマリーの株を充実させるためには健全な根を発達させる必要があります。健全な根は適度な乾湿が交互に訪れることにより発達しますので、水やりにはメリハリが必要になります。
このことからも、水やりは乾いてからたっぷり与えるのが基本です。
適度な乾湿のある環境
根毛のある根ができる
植物の株が充実する
病害虫に負けない株に育つ
根には質があります。
同じように見える植物の根ですが、「過湿な環境で伸びた根」と「適度な乾湿のある環境で伸びた根」とでは大きな違いがあります。これは過湿な環境で伸びた根には「根毛(根の表皮細胞が外側に管状に伸びたもの)ができにくい」ためです。
水や栄養の吸収効率には根毛が大きく影響しています。
定期的な葉水をおすすめする理由は?
ローズマリーには適度に葉水をします。
葉水(霧吹きやハス口を使って葉を濡らすこと)により「葉の表面についたほこりを取り除ける」「冬の乾燥から植物を守れる」「ハダニなどの発生を防げる」などのメリットが得られます。植物を清潔に保つことは病害虫の予防にもつながります。
しかしタイミングによっては悪影響になることもあります。
たとえば日差しの強い日にはリングスポット(温度障害による葉の褐変)など、風のない梅雨時期には多湿によるカビなどのリスクが考えられます。
水やりの頻度が極端になる場合には?
水やりテクニックだけでは対応できないこともあります。
水やりの頻度は「土の配合(基本用土と改良用土のバランス)」「株の大きさと植木鉢サイズのバランス」「株の状態や季節」「置き場所」などに大きな影響を受けますので、水やりだけで対応できない場合にはこれらの変数を変化させて対応します。
特に重要なのが土の配合と植木鉢のサイズです。
乾きにくい | 乾きやすい | |
---|---|---|
土の配合 | 水はけをよくする | 水もちをよくする |
植木鉢のサイズ | 小さくする | 大きくする |
ローズマリーはやや乾燥した環境を好みます。
水もちの良すぎる土の配合や(株に対して)大きすぎる鉢を使ってしまうと過湿により弱ってしまうことがあります。株が弱ると病害虫にもかかりやすくなりますので、あまりにも乾きが遅い場合には植え替えを考える必要があります。
ローズマリーは植え替えを苦手とする植物ではありますが、長期的にみれば適切な条件で植え替えた方が結果は良くなります。
まとめ・ローズマリーの水やり頻度は?
ローズマリーはやや乾燥気味に管理します。
水やりの量を少なくするのではなく、頻度を少なくして「メリハリのある水やり」を心がけることがポイントになります。具体的には「土の表面が1~2cmほど乾いたタイミングで鉢底から流れ出るまでたっぷり与えること」がポイントになります。
あまりにも乾きが遅い(または早い)場合には植え替えが必要になることもあります。