ローズマリーが木質化してしまったら?

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こんにちは、めしラボです。

ローズマリーは成長とともに木質化していきます。木質化とは草のように軟らかかった組織が木のように堅くなっていくことです。主軸や日の当たらない部分は木質化しやすい傾向にあり、質化した部分からは極端に新しい芽が出にくくなります。

そのため適宜剪定をすることで木質化を遅らせます。

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今回の記事は次のような人におすすめ!

  • ローズマリーが木質化してしまったら?
  • 木質化させないためには?
  • 木質化してしまった枝の利用方法は?

ローズマリーは木質化(木化)します。

ローズマリーは常緑低木に分類される植物です。草本(草)ではなく木本(木、樹木)ですので、成長に伴い木質化していくのは当然です。どんな育て方であっても古い枝は木質化していきますし、葉が込み合って日が当たらなくても木質化していきます。

ローズマリーは木質化した後のことを考えて剪定(または収穫)することがポイントになります。

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木質化のデメリットは?

ローズマリーは常緑低木です。

草本ではなく木本に分類される植物ですので、成長に伴い木質化(木化)していきます。特に問題はないように思われるかもしれませんが、調理目的でローズマリーを育てている場合には(大きな割には)利用できる枝が減ってしまいますので良くはありません。

木質化した枝を利用することもありますが、葉と比べれば利用価値は低くなります。

  • 木質化した部分からは新しい芽が出にくい
  • 内側が空洞になるので大きくなる割には収量が減る
  • スカスカになって見た目が悪くなることがある

調理にはローズマリーの葉を使います。

木質化した枝にも「バーベキューの串に使う」「アウトドアでの虫除けに使う」などの利用価値はあるものの、葉と比べれば用途は限られます。これらのことからも(主に調理目的で育てられているローズマリーでの)木質化は嫌われています。

また(香り付けではなく)食べる場合にも新芽が好まれます。

強剪定により背丈を小さくする方法は?

ローズマリーは大きく成長します。

剪定をせずに放置してしまうと、立性品種であれば背丈が大きくなり、匍匐性品種であればこんもり盛り上がったような樹形になります。そして外側の葉が込み合うために内側の日の当たらない部分の葉は枯れ落ちて枝は木質化していきます。

そのような場合には剪定をします。

  • すかし剪定(枝を間引くこと)によって日が入るようにする
  • 切り戻し剪定をする際は必ず葉を残すようにする
  • 刈り込み剪定は葉が密集してしまうので避けること

すかし剪定と切り戻し剪定を組み合わせます。

まずは枝を抜いて(すかし剪定をして)樹形を整えます。剪定の考え方は樹木の選定と同じであり、不要枝(交差枝や逆さ枝など)を抜いていくようなイメージになります。ローズマリーは木本類ですので基本的な剪定方法は樹木と同じです。

次に切り戻し剪定で好みの高さや幅まで切り詰めます。

ここに注意!

多くのキッチンハーブには芽切狭が使えます。しかし常緑低木であるローズマリーの剪定には剪定鋏が必要です。芽切狭では刃を欠けさせてしまいますので注意が必要です。一年目の苗の段階であれば芽切狭でも問題はありませんが、翌年以降には剪定鋏が必要になりますので準備しておくことをおすすめします。

木質化により小さくできない場合は?

ローズマリーは挿し木で増やせます。

剪定にて好みの大きさや樹形にすることができない場合(木質化により好みの高さにすると葉が残らない場合)には、挿し木により株を増やします。ローズマリーは木質化すると新しい芽が出にくくなりますので、葉の残っている位置が最大限に切り詰められる位置になります。

そのような場合には挿し木にて株を更新します。

  1. 今年伸びた新しい枝から挿し穂を取ります

  2. 1時間ほど水に浸して水揚げさせます

  3. 赤玉土などに挿して半日陰で管理します

  4. 発根が確認できたら鉢上げします

ローズマリーの挿し木は難しくありません。

適期(春先の長袖Tシャツで過ごせるくらいの季節)であれば高い確率で成功します。このことからも1~2株ほど増やしたい場合には3本ほどの挿し木をしておけばほぼ間違いなく増やせますし、増やしすぎてしまうこともありません。

温かい時期であればいつでも挿し木をすることはできますが、(その後の管理の関係上)可能であれば春先(もしくは秋口)に実施することをおすすめします。

まとめ・ローズマリーが木質化してしまったら?

ローズマリーは常緑低木に分類される植物です。

草本(草)ではなく木本(木、樹木)ですので、次第に木質化(木化)していくことは避けられません。木質化すると新しい芽は出にくくなりますので、すかし剪定と切り戻し剪定を組み合わせることにより好みの高さに木質化していない枝を残すような管理が必要になります。

基本的な剪定方法は樹木の剪定方法と同じです。