この記事は約 4 分で読めます。
こんにちは、めしラボです。
マキネッタ(モカポット)が好きで10年以上は愛用しています。マキネッタから抽出されるコーヒーには、エスプレッソマシンとは違った良さがあります。エスプレッソマシンよりも手軽に抽出できるところも気に入っています。
気分によりペーパーフィルターを使用することもあります。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- モカコーヒーから微粉を取り除くには?
- ペーパーフィルターを使用するどのような味になる?
- マキネッタとエスプレッソマシンの違いは?
マキネッタで入れたコーヒーには微粉が混じります。
ある程度は仕方のないことですが、気になる場合にはペーパーフィルターを使うことにより防ぐことができます。ペーパーフィルターは粉の入ったバスケットと金属フィルターの間に挟み込むようにして使います。
それにより微粉や油分の少ないすっきりしたコーヒーが抽出されます。
スポンサーリンク
マキネッタの仕組みは?
マキネッタの抽出原理は「透過式抽出+加圧ろ過」です。
大まかな抽出原理はエスプレッソマシンと同じです。ボイラー部分で熱せられた水が蒸気圧によってコーヒー粉の層(バスケット部分)を通過することによりコーヒー(モカコーヒー)が抽出されます。
以下はエスプレッソマシンとの違いです。
マキネッタ | エスプレッソマシン | |
---|---|---|
抽出温度 | 約100℃ | 90~95℃ |
メッシュ(粒度) | 細挽き | 極細挽き |
抽出圧力 | 約2気圧 | 約9気圧 |
マキネッタには(セオリーとしては)細挽きのコーヒー粉を使います。
エスプレッソマシンのように極細挽きのコーヒー粉を使ってしまうと「(抽出温度が高いために)嫌な苦味や雑味が多く抽出される」「(抽出圧力が低いために)抽出されずに安全弁が作動してしまう」などのデメリットがあります。
また、中細挽き以上のコーヒー粉ではマキネッタらしさが損なわれます。
粉っぽいコーヒーの原因は?
マキネッタで抽出されたコーヒーには微粉が混じります。
これはマキネッタのフィルターが目の粗い金属フィルターであるためです。多くは気にならないレベルであるはずですが、微粉の多く出るコーヒーミル(ブレードグラインダーなど)をお使いの場合には「粉っぽい」と感じられても不思議ではありません。
微粉の出にくいコーヒーミルをおすすめします。
ロールグラインダー | 工業用に多いタイプ |
---|---|
フラットカッター | ドリップ用に多いタイプ |
コニカルカッター | エスプレッソ用に多いタイプ |
ブレードグラインダー | 小型で安価な電動ミルに多いタイプ |
ブレードグラインダーだけはおすすめしません。
小型で安価なブレードグラインダー(プロペラ式)には一定の人気があります。しかし粒度を設定する機能が付いていないために粉の均一性が悪く多量の微粉が出てしまいますので微粉セパレーター(粉ふるい)が必須になります。
このことからも用途に応じてフラットカッターかコニカルカッターのいずれかから選ぶことをおすすめします。(※ブレードグラインダーを選ぶくらいであれば手挽きミルの方が使えます)
ペーパーフィルターの使い方は?
微粉が気になる場合にはペーパーフィルターを使います。
ペーパーフィルターはバスケットと金属フィルターの間に挟む紙のフィルターです。ペーパーフィルターを挟むことによって微粉がシャットアウトされて「粉っぽさや雑味などを軽減」することができます。
クリアな味が好みであればおすすめできます。
しかし油分まで吸着されてしまうためにマキネッタで入れたコーヒー特有の風味(チョコレートのような濃厚な風味)は失われてしまいます。このことからも、まずは微粉の出にくいミルや微粉セパレーターで対応することをおすすめします。
もちろん、試してみる価値は十分にあると考えています。
まとめ・マキネッタには微粉が混ざる?
マキネッタで入れたコーヒーには微粉が混じります。
微粉が混じることにより「粉っぽさ」や「不快な苦味や雑味など」の原因になります。気になる場合には高性能なミルや微粉セパレーターなどを使うことになります。ペーパーフィルターを使用するとオイルが吸着されるためにクリアな味わいになります。
好みが分かれるために一般的ではありません。