ローズマリーの剪定方法は?

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こんにちは、めしラボです。

ローズマリーを育てていくと次第に樹形が乱れていきます。ローズマリーは常緑小低木に分類される植物ですので、剪定(枝を切ることで風通しや日当たりをよくすること)をしなければ樹形が崩れていくのは仕方のないことです。

ローズマリーは剪定(整枝)を繰り返しながら管理していきます。

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今回の記事は次のような人におすすめ!

  • ローズマリーの剪定方法を知りたい。
  • 荒れてしまったローズマリーの樹形を整えたい。
  • 基本の剪定方法を知りたい。

枝の切り方には大きく3種類があります。

それが「すかし剪定(枝を間引く剪定)」「切り戻し剪定(各枝を短く切り詰める剪定)」「刈り込み剪定(表面全体を均一にそろえて切る剪定)」です。ローズマリーの剪定はすかし剪定を基本として必要な部分に切り戻し剪定を組み合わせていきます。

基本を知れば多くの植物に応用できるようになりますので覚えておいて損はありません。

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3種類の剪定方法の使い分けは?

剪定方法には大きく3種類があります。

植物の剪定は「すかし剪定」「切り戻し剪定」「刈り込み剪定(※厳密には切り戻し剪定に分類できますがここでは分けて説明していきます)」の3種類により行われています。基本はすかし剪定で必要に応じて切り戻し剪定を組み合わせることが基本になります。これはローズマリーに限らず多くの植物に応用できます。

ローズマリーでの刈り込み剪定は基本的にはおすすめしません。

すかし剪定枝を間引く剪定方法
切り戻し剪定各枝を短く切り詰める剪定方法
刈り込み剪定表面全体を均一にそろえて切る剪定方法

剪定の基本はすかし剪定です。

すかし剪定とは枝を間引く剪定方法で、枝をつけ根で切ることで枝数を減らします。それによって日当たりと風通しが良くなることからも「内側にも葉がつきやすくなる(木質化しにくくなる)」「風通しがよくなる(蒸れにくくなる)」などのメリットが得られます。

切り戻し剪定は「枝数を増やす」「樹高を下げる」「枝を更新する」などを目的に行われます。

ローズマリーを剪定する目的は?

ローズマリーには剪定が欠かせません。

枝数を増やすためには切り戻し剪定(ピンチ)をしてわき芽を育てていく必要がありますし、料理に使うためには収穫を兼ねた切り戻し剪定をすることになります。また多湿期(梅雨時期)の前にはすかし剪定をすることにより風通しを良くしておきます。

多くの植物は剪定を繰り返しながら育てていきます。

枝数を増やすわき芽の上で切り戻す
風通しを良くする枝のつけ根で間引く
収穫する新芽の柔らかい部分を切る

ローズマリーは多湿を嫌います。

そのためすかし剪定を行うことにより日当たりと風通しを良くしておきます。内側に日が当たることにより葉が枯れ上がる(木質化してしまう)ことも防ぎやすくなります。また病害虫のリスクも低くなるために多湿期を乗り切るためには大切な作業です。

日常的に手入れをしていると愛着もわきやすくなります。

強剪定のタイミングは?

剪定には強弱があります。

明確な定義があるわけではありませんが、料理に使うための収穫を兼ねた切り戻し剪定や気になる部分の枝を落とす間引き剪定は弱剪定、太い幹などをバッサリ切って樹形を大きく変えるような剪定は強剪定とされています。

当然、強剪定は植物へのダメージが大きくなります。

弱剪定日常的な収穫や手直しなどの弱めの剪定
強剪定樹形を大きく変えるような強めの剪定

ローズマリーは常緑低木です。

常緑樹の剪定は春と秋が適期とされていますが、秋に強剪定をしてしまうと冬の寒さで痛んでしまう可能性があります。そのためローズマリーを強剪定したい場合には春先の芽が動き出す季節に行うことをおすすめします。

秋に強剪定は冬の管理が難しくなります。

まとめ・ローズマリーの剪定方法は?

ローズマリーはすかし剪定が基本になります。

枝を間引く剪定(すかし剪定)を基本にして、枝数を増やしたい部分や樹高を低くしたい枝に対して切り戻し剪定をおこないます。大きな株の場合には刈り込み剪定をすることもありますが、内側が枯れこんで木質化してしまうために基本的にはおすすめしません。

はじめは難しく感じられるかもしれませんが、基本の剪定方法を知れば多くの植物にも応用できるようになります。