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こんにちは、めしラボです。
キッチンハーブとしても人気のあるローズマリーですが、鉢植えで育てているとうっかり弱らせてしまうこともあります。ローズマリーは育てやすい植物ではありますが、環境に慣れるまで(順化するまで)は意外と弱い面もあります。
環境に適応できずに弱ってしまうのは(ある程度は)仕方ありません。
今回の記事は次のような人におすすめ!
- ローズマリーが枯れてしまった。
- 枯れてしまったローズマリーは復活できないのか?
- 再生できるかどうかの見極めとは?
枯れているように見えても再生できる可能性があります。
ローズマリーは生命力の強い植物ですので、一見して枯れているように見える株であっても再生できる可能性があります。たとえば枯れたと思っていた鉢植えであっても管理を続けていると春先や秋口に芽吹くことがあります。
捨ててしまう前に「本当に枯れているのか?」の確認をおすすめします。
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ローズマリーが枯れる原因とは?
ローズマリーはとても強い植物です。
水やりを忘れてしまっていても萎れて枯れてしまうことは稀ですし、多くの品種では-5℃以下の寒さにも耐えてくれます。また病害虫の被害が少ないことからも、株が健全な状態であれば手のかからない植物であるといえます。
しかし何らかの原因により一気に枯れこむこともあります。
過湿 | 根腐れや蒸れの原因になる |
---|---|
病気 | 蒸れによるカビ病など |
害虫 | 吸汁性害虫による被害(白い斑点)など |
夏の高温多湿 | コンクリートの上などには置かないこと |
冬の低温と寒風 | 風の吹きつける場所には置かないこと |
ローズマリーを育てるためにはいくつかの注意点があります。
特に注意して欲しいポイントとしては「蒸れを嫌うために水はけのよい土を使うこと」「枝葉が込み合ってみる場合には剪定を行うこと」「外で管理している場合には吸汁性害虫に注意すること」「真夏と真冬の置き場所に注意すること」などです。
ローズマリーは管理の難しい植物ではありませんが、最低限の注意点はあります。
再生可能かどうかのチェック方法
枯れたローズマリーは、捨てる前に切ってみます。
切り口が生きていれば(瑞々しければ)再生できる可能性があります。どこを切っても切り口が死んでいる場合(切り口が乾いている、切り口が変色している場合など)には捨てるしかありませんが、一部でも生きていれば再生できる可能性があります。
まずは切ってみることをおすすめします。
再生できない切り口 | 腐敗や乾燥がみられる |
---|---|
再生できる切り口 | 瑞々しくきれい |
先端から切り詰めていきます。
まずははっきりと枯れていることが分かる部分(乾燥して細くなっているような部分)を切り取ります。次に切り口をチェックしながら徐々に切り詰めていきます。切り口が瑞々しい部分があれば切るのを止めます。
そのまま春先から秋口までは通常通り管理します。
ローズマリーの再生方法は?
ローズマリーは春先や秋口に樹勢を増します。
そのため株自体が枯れていなければ春先や秋口には芽吹くことが多くなります。また芽吹かない場合であっても(春先や秋口は)植え替えの適期ですので根を整えて成長を促すためにも植え替えをします。
ローズマリーの生育適温は15~25℃です。
枯れている部分を切り取る
春先や秋口まで管理を続ける
適期になったら根の整理をする
株の大きさに適した鉢に植え替える
鉢植えは株と鉢のバランスが大切です。
枯れているのかの見分けがつかないほどに弱っていたローズマリーの株は確実に弱っています。鉢下げをせずにそのままの大きさの鉢に植え替えてしまうと、水分や空気の入れ替えが不十分になることにより根腐れの原因になってしまいます。
そのため小さくなった株のサイズに合わせた鉢に植え替えます。
まとめ・ローズマリーが枯れたらどうする?
枯れたように見える植物でも生きていることがあります。
ローズマリーは比較的強い植物ですが、新しい環境に慣れるまで(順化するまで)には意外と弱い面もあります。特に一年目の冬越しの際などには「寒さに負けて葉が枯れこんでしまう」などの問題が生じることは珍しくありません。
そのような場合であっても、枯れこんでいる部分を切り詰めていくと株は生きていることもありますので、あきらめずに確認してみることをおすすめします。